買う人と売る人の顔が見えるフリーマーケット型のオンラインモール「whytelist(ホワイトリスト)」。出品者は、出品したアイテムそれぞれにオススメポイント、どう使っていたのかなどの想いを添えて紹介する。そうすることで、人とのつながりを感じながらショッピングを楽しむことができるという。

売買し合うだけでなく、モノに宿ったストーリーもシェアする


フェイスブックと連動しているので、どのような人が出品者なのか把握することができ、コミュニケーションも積極的に取る事が可能だ。2012年の4月5日にリリースし、着ていない服や、使っていないバッグを出品できるということで主に20代半ばから30代前半の男女に使われている。

ホワイトリストを運営するwhyteboard(ホワイトボード、東京・渋谷)代表の碇和生さん(26)はシブカサの発起人。シブカサとは、渋谷区内で捨てられている傘をリユースして、各加盟店舗間で貸し借りをするサービス。

ホワイトリストのコンセプトもシブカサから来ているという。「シブカサを運営していた当時、メンバーの一人が『ひょっとしたら前にこの傘を使っていたのが好きな人や有名人だったかもしれない。そう思うとなんだかドキドキする』と言っていた。この発想を元にホワイトリストを構想した」と碇さんは話す。

「商品一つひとつに想いを添えていくことでモノの価値が高まっていく。オンライン上だが、フェイスブックで顔も見えるので、安心して購入してほしい」と話す。(オルタナS副編集長=池田真隆)


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