デザインとアートのマーケット『DESIGNART MARKET（デザイナートマーケット）』が21日、京都のコワーキングスペース『oinai karasuma（おいないからすま）』（京都市中京区）で開かれる。
会話を楽しんで話してほしいとする会場のイメージ
クリエイター支援を行う『oinai karasuma』とインターネットで世界のクリエイターが作るオンリーワンの雑貨が購入できるサイトを運営する『peeece（ピース）』の共催だ。
同イベントでは雑貨やアート作品などが展示、販売される。参加者とクリエイターに交流してもらうことが目的だ。午前中は、お茶を楽しみながら、夜はカクテルパーティー風に軽食とお酒を楽しみながら、クリエイターと参加者が互いにアートやデザイン、作品への思いを語れる場が用意されている。
当日は約13人のクリエイターが参加予定だ。
例えば、若者が植物と触れ合う機会が少ないと考えたクリエイターがいる。土ではなく、苔を使うことで水やりの手間を簡単にして、植物を身近に感じてほしいと作られた『モスペット』など個性的な作品が並ぶ。
モスペット（写真の左上）など当日出展される作品の数々
主催者のひとり『peeece』代表の徳山和幸さんは「普段の生活では、クリエイターから作品に込められた思いを直接聴く機会は少ない。自分が身につけるものや作品に込められた意味を知ると、今まで以上に愛着が増し、大切に使おうと思う。当日は素敵な作品と出会ってほしい」と話す。
徳山さんは今年の４月にイタリアで開催された世界最大の国際家具見本市『ミラノサローネ』でクリエイターが自分の作品の前に立ってお客さんにコンセプトを楽しそうに語っている姿を見て、日本でもこんな買い物の仕方が広まってほしいと感じたという。
イベントのコンセプト「クリエイターと素敵な作品に出会い、語れる場」を考え、同じクリエイターを支援する『oinai karasuma』に話し共感してもらったことで共催に至った。
他にも、作品やデザイン、アートをより身近に感じてもらうことを目的にクリエイターが講師となって作品作りを教えるワークショップも企画されている。今後も定期的に開催したいとしている。「心が落ち着く場でコミュニケーションを楽しめるような今までには無いイベントにしたい」と徳山さんは意気込む。（オルタナＳ関西支局特派員＝喜多元哉）
・イベントについて
・oinai karasuma
・peeece
《開催概要》
DESIGNART MARKET（デザイナート マーケット）
◆日: 10月21日（日曜）
◆時間： 10:00〜21:00
◆最寄駅：阪急河原町線「烏丸駅」徒歩 5分
京都市中京区烏丸通蛸薬師南入る手洗水町 647 トキワビル4-B（oinai karasuma）
◆タイムスケジュール
10:00〜17:30 ⇒ カフェタイム
18:00〜21:00 ⇒ カクテルパーティー
（作品展示と販売は全ての時間帯で行なっています。）
◆ワークショップ
◎ハロウィンモスペットのワークショップ
第一部 13:30〜14:00（定員15名）
最二部 14:00〜14:30（定員15名）
◎曼荼羅（マンダラ）ワークショップ
15:00〜16:00 （定員20名）
どちらもお一人様1500円
（小学生以下は無料。 制作された作品はそのまま持ち帰ることができる）
