——根津さんがこういう考えをもたれたのはいつでしょうか。
根津:社会に入って10年目のときでした。2005年に愛知で開催された愛地球博で、トヨタはi-unitを出品しました。コンセプト開発リーダーをしていましたが、広報部と意見が対立することがありました。私たちは革新的なことを実現しようと提案するのですが、ことごとく反対されました。
正直、すごく憎んでいました(笑)。しかし、ある時、その広報部の方が以前お客様関連部に在籍していたことを知りました。お客様関連部とは、日々顧客からのクレームをお伺いして対応する部署です。
そういった部署にいらした方だと認識してからは、その方の意見を素直に聞けるようになっていました。その方の意見の背景には、ちゃんとお客様の声があるとわかったからです。すると相手の態度も変わり、その方も意見を聞いてくれるようになったのです。
たまたま過去を知ったことがきっかけですが、ぼくの中では非常に大きなできごとです。この時にチームをまとめていくということを、本当に理解できたと思います。
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