各自治体は、20歳・25歳・30歳・35歳・40歳と5年ごとに、検診代無料クーポンを配布しているが、働く女性のワクチン接種率は低い。原因の一つは、検診にかかる時間とされている。山本直子客室乗務員も、「産婦人科は待ち時間がただでさえ長く、ワクチン接種や検診にも時間がかかる。働いている女性にとっては時間が取りづらい」。

清水奈々さん

MD for 49代表の清水奈々さん(東京学芸大学教育学部3年)は、高校時代に友達の誘いがあり、卒業する時にワクチンを接種した。「いきなりワクチンを接種することを勧めるのではなく、まずは身近な人たちに子宮頸がんについての関心を持ってもらいたい」と話す。

ワクチンを接種したことで、身体に痛みが出たことや歩行障がいになったなどという副反応も多く報告されている。厚生労働省の発表では、昨年12月現在で、子宮頸がんワクチンを接種した約829万人のうち、副反応報告は1166件としている。

MD for49のサイト上でも、接種者の体験談を公開し、どのような副反応があったのかを見ることができる。清水さんは、「副反応などの安全基準に関係する情報は、市民がまとめるのではなく、本来は国や行政が積極的にかかわるべき」と、強く求める。

求められる情報開示

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