——若者の就職活動は社会問題化しています。ソー活は就活の問題点をどう解決できるのでしょうか。

春日:ソー活は、既存の就活システムへの疑問を提示しています。今まで、学生は知っているものしか検索できないシステムになっていました。例えば求人媒体では、興味のある業界や会社名を検索するという、目的意識を持たないと出会う事ができず、偶然の出会いの場や、友人や周りの人とのつながりから探すことができなかったです。

SNSでは、共感を通じてシェアする機能があることで、知らないものとの出会いの場をつくることができます。

情報格差の問題にも取り組んでいます。例えば、ユーストリームでの説明会や、スカイプでの面接なども実施しています。説明会などは東京で行うことが多く、地方の学生にとっては交通費や宿泊費などがかかり、経済的に負担がかかっていました。

——今年4月下旬には、SNSに特化した中国人向けメディアをリリースします。

春日:SNSを使えば、国内外問わず自由に接触できるので、グローバルな採用と親和性が高いです。中国人学生が3万人ほど登録しており、SNSに特化して、国内企業の中国人学生採用を展開している事例はまだ日本にはありません。

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