現在、フィリピン・ルソン島の鉱山地方にある14の小学校と高校から、パソコン教室をつくって欲しいという依頼を受けている。今回の特別企画は、そこで使用するパソコンを集めるためのものである。

今までは、企業から使用しなくなったパソコンを寄付してもらうことが多かったという。しかし、今回の企画では敢えて個人の方からの寄付を募りたいという。そこには、「パソコンの寄贈というアクションを通して日本人とフィリピンを繋ぐことで、寄付した方にもフィリピンをもっと知ってもらいたい」という、高濱さんの思いが込められている。

使用しなくなったパソコンが家に置いたままだという人も、少なくないだろう。個人情報が入っているため、処分の仕方がわからずに置いたままだという人も多い。

Class for Everyoneでは、寄贈する前に、受け取ったパソコンのデータ消去を行っている。送る前に個人でデータを消去しても、必ずランダム文字列によるデータ上書き処理を3回行うため、安全面で心配な方にとっても安心である。

また、パソコンを再利用することで、CO2排出削減ができることを知っているだろうか。ノートパソコン1台を廃棄せずに再利用することで、約80キロのCO2排出削減に繋がるという。

選択する権利を持てる社会へ

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