この他、商店街では明記されていることが少ない営業時間や、駅までの距離など、商店街共通のピクトグラムも作成。「伝えたいこと」や「伝えなければならないこと」を洗い出すことで、商店街全体の強みや課題も見えてきた。「大型スーパーに負けない努力も必要」と、この取り組みをきっかけに、授乳やおむつ替えができるスペースなどが新たに設けられた。

これらをピクトグラムで案内することで、初めて訪れた人や外国人にも安心して入ってもらいやすくなり、一見さんや家族連れに優しい商店街だというメッセージの発信にもなる。「下町感やちょっと『くすっ』とできるようなデザインを大事にした」と、開発した29種もの公共ピクトグラムは、商店街のにぎわい感にも一役かっている。

AEDとインフォメーション(がんばって英語対応します)のピクトグラム

■「この人がいるからこの店で」他の商店街にも広げたい

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