「エシカル」という言葉の意味を説明します。
エシカルとは、直訳すると「倫理的・道徳的」という意味の形容詞です。

当然ですが、形容詞ですので、何かを形容する役割をはたします。つまり、アクションがともなって始めて生まれてくるのが、エシカルです。

だから、人として「良い行い」を形容して、エシカルと言い表すのです。「良い行い」なので、ボランティアだけでなく、消費やビジネスにおいても適用できます。

「エシカル消費」や「エシカルビジネス」がそうです。
エシカル消費とは、商品やサービスを購入するとき、価格や質の検討に加えて、商品の背景も考慮することです。

例えば、今では1000円あれば洋服から食べ物まで、ある程度のモノが買えます。しかし、異常な安さの裏には、児童労働や搾取労働など倫理的で無い部分が潜んでいます。

そして、エシカルビジネスとは、生産者と正当な雇用契約を結ぶフェアトレードを導入していたり、環境配慮型の生産・流通・消費をしている事業者のことを指します。

まだ日本ではフェアトレードやオーガニックコットンと比べて、エシカルの定義や認証制度がありません。2008年雑誌『VOGUE』で日本で初めてイギリスのエシカルファッション特集が組まれました。その誌面の特集を担当したファッションジャーナリストの生駒芳子さんは、エシカルをこう定義します。

「エシカルとは、この21世紀、人において、社会において、地球において、向うべき先を方向付ける根本原理、つまり哲学です。利益優先の歯車から脱して、シェアし合う、犠牲を生まない豊かさ、それがエシカルの使命です」

どうでしょうか?
エシカルのことを何となく理解できたでしょうか?
まだ日本では、エシカルの認知度は*13%でありますが、大切なキーワードなのです。

*2012年デルフィス エシカル・プロジェクトの「エシカル実態調査」から