自然派化粧品メーカーのラッシュは、プラスチック包装ゼロを目指した販売方法を開始する。対象となる商品は、入浴料やシャンプーバーなど約140の固形型商品。プラスチック包装をなくすことで、年間10トンのゴミ量削減につながる。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

固形型化粧品をそのまま販売する。キッチフレーズは、「ラッシュが、地球のためにひと肌脱ぎます」だ

この販売方法は、6月の環境月間に合わせた、同社の環境啓発キャンペーンの一環で行われる。包装なしで売る「ネイキッド販売」は、同社が展開する日本以外の店舗ではすでに実施されていた。同社でチャリティーキャンペーンを担当する秋山映美さんは、このキャンペーンがきっかけで、「プラスチック包装のゴミ量を考えることにつながれば」と話す。

プラスチック包装がないことで、鮮やかさが際立つ

購入時、紙の袋に詰められて、成分表が記載されたシールでとめられる。容器を持参した場合は、その容器に入れることも検討するという。

対象となる約140の商品の合計製造数は年間約250万個で、そのためのプラスチック包装量は、10トンに達する。キャンペーンは6月9日から30日までで、期間中、不要パッケージ削減に関する投票箱の設置や、使用済み容器の回収を呼びかける。