学生団体applim(アプリム)は10月25日、国内最大規模の大学生を対象としたマーケティングコンテストを開いた。同日、122チームの中から最終選考に残った6チームがプレゼンした。グランプリとなる審査員特別賞には、高さのある喫煙所を設置することで、喫煙者にも非喫煙者にも居心地が良い空間を提供するというプランを発表した「closhe(クロシェ)」に輝いた。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

赤羽氏からトロフィーを受け取るクロシェのメンバー

赤羽氏からトロフィーを受け取るクロシェのメンバー

クロシェが提案したプランは、分煙に高さを加えた「分層」という新しい考えに基づいたもの。喫煙者・非喫煙所両方の立場を考慮して、高さのある喫煙所を提案した。審査員の赤羽雄二氏(ブレークスルーパートナーズ)は、「一般人の気持ちをとらえており、本質的な考え方をしている」と評価した。

同団体は2010年4月に設立。東京大学、早稲田大学など複数の大学に所属する学生からなり、今大会で6回目のコンテストとなる。

同コンテストのテーマは、「Re-invention~再発明~」。日本マイクロソフト、TBSテレビ、JTの3社から課題が与えられ、参加学生たちは、再発明をテーマにプロダクトやサービスを提案した。

1チーム、3~6人の大学生・院生からなり、コンテスト期間は1カ月。期間中は、チームにアドバイザーとして、広告代理店やIT企業の社員がつき、学生のサポートを行う。

◆第6回『試す』applim大会結果

・TBS部門賞:「壁ドンカモン」
・JT部門賞:「closhe」
・日本マイクロソフト部門賞:「HALO-V」

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