特定非営利活動法人いわて連携復興センター(岩手県北上市)はこのほど、岩手県を拠点に復興支援活動をする複数のNPO関係者と協力し、動画を制作した。その動画では、NPO15団体33人が出演。震災から5年目に入り、NPOと共に歩んだ復興の道のりをまとめた。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
撮影の舞台は、復興の象徴ともいえる三陸鉄道(南リアス線)。冒頭、駅のホームではたった一人で、電車を待つ少女。うつむきがちな表情をしているが、乗車した電車の中で、さまざまなNPO関係者と触れ合い、笑顔になっていく様子を描いた。
少女役には、岩手の現役女子中高生による本格派ダンスユニット「B-fam」のセンターを務める川村世藍さん、BGMには、岩手を拠点に活動する3ピースギターロックバンド「SWANKY DOGS」の「アイデンティティ」を使用した。
動画を担当したいわて連携復興センターのコーディネーター伊藤大介さんは「東日本大震災から5年目となり、風化は進んでいるが、これだけの数のNPO関係者が明るく元気に携わっているということを知ってほしい」と制作した意図を話す。
NPO法人エコキャップ推進協会が約9100万円の収益をワクチン代に回していなかったという事態も起こり、SNSでは「これだからNPOは信用できない」という投稿も見られる。しかし、この動画に出てくるNPOのように、復興をともに歩んできた団体も数多くある。
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