積水ハウス(大阪市北区)、キリン(東京・中野)など環境保全を環境大臣に約束したエコ・ファースト認定企業は11月21日、環境サークルの学生ら約30人とテーブルを囲んで話し合う「サステナブルカフェ」を開催する。続く25日には、企業の地球温暖化対策を披露する「第1回エコ・ファーストシンポジウム」に発表者として参画。COP21(気候変動枠組み条約第21回締約国会議)の開催を前に、イベントを通じて市民の温暖化ストップ意識をさらに高めたい意向だ。(オルタナS関西支局特派員=堀内 優子)

7月に開催した認定NPO法人カタリバを招いた講演会

7月に開催した認定NPO法人カタリバを招いた講演会

21日に開催される「サステナブルカフェ」は、エコ・ファースト認定企業が集まるエコ・ファースト推進協議会が主催。企業が自らの取り組みをプレゼンテーションしたあと、「持続可能な社会実現のためにできること」をテーマに、地球温暖化防止やエネルギー問題などについて自由な議論を交わす。
一方、25日に開かれる「エコ・ファーストシンポジウム」は、環境省が主催。エコ・ファースト認定企業ならではの先進的な取り組みや提案が、地方自治体やNPOなどの参加者に披露される。

フランスのパリでは、30日からCOP21(気候変動枠組み条約第21回締約国会議)が開催される。先進国だけでなく、途上国も温室効果ガス削減に参画する画期的な会議になりそうだ。戸田建設の担当者は「『サステナブルカフェ』には、環境意識の高い学生らが集まる。エコ・ファースト企業の活動に共感した彼らが、SNSなどを使って情報を拡散してくれれば、地球温暖化防止への気運がいっそう高まるのではないか」としている。

■第1回 エコ・ファーストシンポジウム
日時:11月25日(水)13:00-17:00(予定)
場所:三田共用会議所 講堂(東京都港区三田2-1-8)
   http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/event/uni/mita.html
参加費:無料
定員:200名
申し込みは、環境省大臣官房政策評価広報課 エコ・ファースト制度担当(ecofirst@env.go.jp)まで。

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