NPO大学では、毎月若手NPOの代表をゲストに招き、活動内容についてお話してもらっています。話を聞いた受講生は、各自が「おもしろい!」と思った内容を600文字ほどで記事化します。今回は、ゲストにエシカル協会代表の末吉里花さんを招き、「エシカルの新潮流」と題して講義してもらった内容を、佐々木桜さんの視点で振り返ります。
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「人、社会、地球環境、地域に思いやりのあるお金の使い方や生き方」――。一般社団法人エシカル協会代表理事の末吉里花さんはエシカルについて、こう説いた。ファストファッションは低価格な価格で手軽に購入でき、ファッションの楽しみ方の一つとされている。しかし、生産はアジアやアフリカなどの発展途上国で行っており、過酷な児童労働など人権が尊重されていない問題がある。(佐々木 桜)
世界の9人に1人の子どもが学校に通わせてもらえず、心身共に有害で危険な環境で児童労働を強いられているという。衣料品を製造するには、コットンが不可欠。収穫時に葉を混ぜないため、ベトナム戦争で使用された枯葉剤など大量の農薬を使っている。そのため、多くのこどもが健康被害にさらされている。
児童労働の問題は労働をさせている親にも教育の重要性を啓発しなければいけない。親が安定した収入を得られないと問題の解決にはいたらない。
児童労働が起きる要因は、消費者側にもある。価格の安さを求め続けることで、一番立場が弱い労働者に、被害のしわ寄せがいく構造になっている。状況も存在し、この構造を改善するには、消費者はフェアトレード商品やオーガニックコットンで作られた衣服を購入すること。安い洋服でも長く着続けに、すぐに捨てることはしない。
私たち消費者にも悲惨な現場を作っている原因があり、物を消費するにも責任があるという自覚が必要である。
執筆者:佐々木 桜(大学2年)
現在大学2年生、専門は心理学を学んでいます。ボランティアは大学1年の授業をきっかけで始め、現在東京都にあるa-con(NPOコミュニケーション機構)に所属し、プロボノを課外活動として行ってします。中学、高校は吹奏楽部に所属しトロンボーンをやっていました。よろしくお願いします。