CSRとブランディングの統合を考えるサステナブル・ブランド国際会議2017東京が3月8・9日に東京・六本木ミッドタウンホールで開かれ、2日間でのべ1200人が来場した。当日は、ダイバーシティ・SDGs(持続可能な開発目標)・ミレニアルなどをテーマに40のセッションが行われ、持続可能性と収益の二兎を追う経営を探った。白熱したセッションをレポートする。

セッションにはネスレ日本の高岡社長(上段左から2人目)やテラサイクルのトム・ザッキーCEO(下段左端)、GCNJの有馬代表(下段右端)らが登壇した


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ネスレやP&Gが重視する「パーパスブランディング」とは

今回のメインテーマである「パーパスブランディング」をテーマにしたセッション。登壇したのは、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(以下P&G)のクリント・ナバレス広報渉外本部 執行役員と、ネスレ日本の嘉納未来マーケティング&コミュニケーションズ本部コーポレートアフェアーズ統括部エクスターナルリレーションズ部長、サステナブル・ブランド国際会議の創設者のコーアン・スカジニア氏の3人。ファシリテーターは森摂・オルタナ編集長が務めた。

サントリー社会的事業の原点は「商の情」にあり

立ち見がでるほど盛り上がった、「サステナビリティとマーケティングの融合」のセッション。登壇したのは「伊右衛門」のプロデューサーとして知られるサントリー食品インターナショナルの沖中直人・執行役員、イオンの金丸治子 グループ環境・社会貢献部長と広告プランナーのトーマス・コルスター氏、司会は青木茂樹・駒澤大学経営学部教授が務めた。

ミレニアル世代はサステナビリティを牽引するのか

サステナビリティを牽引する存在として期待されている「ミレニアル世代」からサステナビリティを考えるセッション。登壇したのは、カルビーの二宮かおる社会貢献委員長、エニグモの須田将啓代表取締役最高経営責任者、One JAPAN共同発起人・代表の濱松誠氏の3人。ファシリテーターは、博報堂研究開発局の亀田知代子上席研究員が務めた。

サステナブルな広告戦略、陥りやすい罠を専門家が解説

サステナブルコミュニケーションの国際的識者であるトーマス・コルスター氏(Goodvertising Agencyディレクター)が講演したセッション。トーマス氏は、事業の社会性を伝えるときに多くの企業が陥る罠があるとし、効果的な発信方法について話した。

イケア・ジャパン女性社長、「電気は価値観で選ぶもの」

事業運営を100%自然エネルギーで調達することを目指す国際イニシアチブ「RE(自然エネルギー)100」をテーマに話し合ったセッション。登壇したのは、イケア・ジャパンのヘレン社長とワタミファーム&エナジー(東京・大田)の小出浩平社長、みんな電力(東京・世田谷)の三宅成也取締役。司会は、国際環境NGO FoE Japanで「パワーシフト・キャンペーン」を担当する吉田明子氏。


テラサイクルCEO、大手企業と連携してリサイクルで社会変革

テラサイクル創業者のトム・ザッキーCEOが登壇したセッション。テラサイクルはP&GやJTなど、さまざまな企業と連携してリサイクルを推進している。企業、消費者の巻き込み方について話した。

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