文部科学省が官民協働で取り組んでいる留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」はこのほど留学帰国生309人に今年海外で起きた最も関心のある政治・経済ニュースを聞いた。1位は、「米国でトランプ大統領が就任」(82.2%)、2位は「北朝鮮による相次ぐミサイル発射」(57.9%)となった。(オルタナS編集長=池田 真隆)
下記は留学先でのエピソード。
「米国でトランプ大統領が就任」
アメリカの大統領選挙当日、友人の家に集まり夜通し選挙の中継を見ていた人たちがいた。翌日は、 熱く議論を交わしている人が多く、アメリカ人留学生は、質問攻撃で疲れていた。(スウェーデン)
「北朝鮮による相次ぐミサイル発射」
イスラエルは、ミサイル迎撃システムが優れていたり、シェルターがどの建物にも設置されていたりと、ミサイル 対策はほぼ万全。北朝鮮による相次ぐミサイル発射のニュースを聞いた友達からは、「今は日本よりイスラエルのほうが安全 だね」と冗談混じりで言っていた。 (イスラエル)
ニュースで報道はされるが「またか」程度の反応であまり気にしている人がいない印象をもった。(韓国)
今回の調査対象は、大学在学中に1カ月以上、留学経験がある大学2~4年生309人。「トビタテ!留学JAPAN」は文部科学省初の官民協働留学促進キャンペーン。100%民間の寄付を財源とし、民間企業約200社から116億円以上の寄付が集まっている。返済不要の奨学金として支援する留学支援制度。留学期間を28日以上2年以内で自由に設定でき、渡航者は4000人以上、渡航先は100カ国以上に及ぶ。