近年、注目を集めるSDGs(持続可能な開発目標)を就職活動に役立たせるためのムック本が12月6日に発売された。SDGsを会社選びのカギとした上で、ESG(環境、社会、ガバナンス)、ダイバーシティ経営、健康経営の3つの新指標をもとにして会社を探すポイントなどが紹介されている。社会課題を解決する事業や仕事を通じて成長していきたいと考えている就活生にはおすすめだ。(オルタナS編集部)
ムック本の名称は、『就活NEXT 未来を変える会社 2020年度版(日経キャリアマガジン特別編集) 』(日経HR、990円)。SDGsは国連が2015年に採択した国際的なアジェンダ。2030年までに国際社会全体で達成すべき17の目標を設定している。各目標では、貧困や飢餓の撲滅、教育の提供や不平等の撤廃などを掲げた。
近年、企業ではSDGsに対応した社会課題起点の事業をつくることが迫られている。同ムック本では、SDGsの成り立ちから企業への影響などを説明している。
SDGsが会社選びのカギになるとし、新しい会社選びのモノサシとして、「ESG」「ダイバーシティ経営」「健康経営」の3つを紹介。識者へのインタビューを行い、それぞれの指標をどう就活に生かすのかを聞いた。
そのほかにも、実際にSDGsを軸にして就職活動をした新社会人へ就活のポイントを聞いたインタビュー記事や環境・社会・人を大切にして経営する企業リストを掲載。日本のネクストユニコーン企業や黒字経営を続ける中堅・中小企業も載っている。
新聞の読み方や業界マップもあるので、就活をこれから始めるという人には、「一冊目の就活本」としても有効だ。
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