WWFジャパンはこのほど、企業の温暖化対策ランキングを発表した。「電気・ガス業」、「石油・石炭製品」、「鉄鋼」、「非鉄金属」、「金属製品」、「鉱業」の6業種計42社の温暖化対策 の取り組みを21の指標で評価した。その結果、「石油・石炭製品」、「非鉄金属」で高スコアを記録した。(オルタナS編集長=池田 真隆)

WWFジャパンが行った「企業の温暖化対策ランキング」プロジェクト第11弾の結果

同調査では、「目標・実績」と「情報開示」の2分野合計21の指標で評価しており、重要指標として次の7項目を挙げている。「長期的なビジョン」「削減量の単位」「省エネルギー目標」「再生可能エネルギー目標」「総量削減目標の難易度」「ライフサイクル全体での排出量把握・開示」「第3者による評価」。

6業種のなかで最も高い点数を記録したのは、「電気・ガス」では東京ガス、「石油・石炭製品」ではコスモエネルギーHD、「鉄鋼」では東京製繊、「非鉄金属」ではフジクラ、「金属製品」ではLIXILグループ――となった。

今回調査した6業種の中では、「石油・石炭製品」と「非鉄金属」の2業種が、「目標・実績」分野の「温室効果ガス削減量」、「情報開示」分野の「ライフサイクル(LC)全体での排出量の把握・開示」の得点が高かった。

『企業の温暖化対策ランキング』~実効性を重視した取り組み評価~ Vol.11『素材産業②・エネルギー』編(PDF)



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