全国に散らばる支局員の一人、熱田尚子さんが初登場!
岡山県の山村、西粟倉村への移住というオルタナティブな生き方を選んだ彼女の想いが追々分かるコラムです。

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失われたものを取り戻すには、時間がかかります。たくさんのIターン者と地元が協力してまずは50年、森を育てて行こうと挑戦を始めた村があります。

はじめまして。支局員の熱田尚子です。私はいま、岡山県で2つしかない村の1つ、西粟倉村(にしあわくらそん)というところにある「西粟倉・森の学校」という会社で働いています。
私がこの村にやってきたのは、今年の1月。いま、村での初めての春を迎えています。去年の12月末で大学院を退学し、移住してきました。

 職場である森の学校の外観(廃校を利用)

私がここに惹かれた理由や、具体的な取り組み内容など、これからお伝えしていければと思いますが先ずは初めてということで、西粟倉村の紹介をさせて頂きます。

ここは、人口1600人程度の小さな村です。岡山県を流れる岡山3大河川の一つ吉井川の源流域にあります。村の面積のなんと95%以上が森林で、主産業はもちろん林業です。

手入れの行き届いた人工林を歩くツアー

ここでは林業を軸にして、まさにサステイナブルな社会を目指した取り組みが行われています。
村にはいま、50歳にまで育った森(主にスギ、ヒノキ)があります。その森を村が一丸となって100歳にまで育て上げようというのです。
そしてそれを軸に、人と自然・人と人とのつながりを取り戻そうとしています。
生態系の一員として、森からの恵み・自然からの恵みを享受して、丁寧に生きる。そのためのしくみが、この源流の村にはあるのです。それがどんなしくみかは次の号から。

★ お知らせ★
西粟倉村のこと、ちょっとでも気になるという人は、「ニシアワー」で検索してみてくださいね。
http://www.nishihour.jp

[岡山県西粟倉村オルタナS支局員 熱田尚子(@att705)]

 

≪information≫

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