現在展開しているEDAYAのコレクションは、コーディリエラ地方の楽器と、楽器や暮らしにまつわるモチーフを取り入れたジュエリーだ。これらは全てエドガーさんの手作りであり、山下さんはジュエリーのデザインをしている。

現在、伝統楽器を作れる職人は、エドガーさんを入れて現地に3人しかいないという。若者が自文化の良さに気付き、「文化を受け継ぎたい」と、例え一人でも現れてくれることを、山下さんは願っているのだ。そして職人を一から育てていくことが、EDAYAの目的でもある。

EDAYA特性の「竹」は、自社で管理する山から質の良い竹を調達しているという。この山は、二人の活動に共感した現地の方が破格で譲ってくれたのだ。

山下さんは近い将来、その場所を生かして様々な無形文化に携わる人を集めて、無形文化村を作りたいという。

近日中にはイギリスでネット販売が始まり、日本では3月に、六本木で展覧会を開くことが決まっている。また今後は、ジュエリーや楽器以外の物も制作していく予定だ。

誰かの生きた証を受け継ぎ、そしてまた自分たちが生きた証を次世代に伝えていく。フィリピンでの活動が形になった暁には、それがロールモデルとなり、他国や違う地域でも同じように自文化を見つめ直すきっかけになればいいと、山下さんは考えている。

「一人ひとりの生きた証を残したい」という山下さんの想い、そして「どうにか自文化を次世代に繋げたい」というエドガーさんの想いが詰まったEDAYAの作品。今月11日よりクリスマスキャンペーンを開始し、一部商品が25%オフになる。下記のオンラインストアより購入可能である。あなたが手にすることで、一つの文化を次に繋げることができるかもしれない。(オルタナS編集部員=大森清香)


EDAYAホームページ
EDAYAオンラインストア
3月の展覧会の詳細:http://edaya-journey.com/

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