グアテマラにはスペイン語学校が乱立しており、その多くが経営の危機に直面している。根本的な原因としては、観光業に依存したスペイン語学校業界の構造にある。

生徒のほとんどを観光客に依存していることから、閑散期には繁忙期の2割近くまで仕事が減ってしまう。1年を通して収入が安定せず、閑散期には職を失う先生が跡を絶たない。

マリア校長先生は「先生たちに安定した職場環境を提供したいという願望はずっと持っていました。仕事が安定すれば、学校も先生たちもその先の未来を考えることができる。

新しい変化が必要だと感じていましたが、その日その日を生きることに精一杯で、どうすることもできない状況でした。私たちにとって生活が安定することは夢そのものだったんです」と当時を振り返る。

当たり前のことを実現する

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