私が出会った部隊の最年少戦闘員は、17歳で、以前は学校に通っていたあどけなさすら残る少年だった。そんな彼が、片手にAK47を持ち、待機している姿に違和感があって仕方が無かった。
戦闘員の中には、家族を持つ者も少なくは無い。ある戦闘員は、結婚をしていて子どももいた。民主化を願って戦闘に参加をしている。彼の家族はすでに国外に逃げており、隣国トルコで生活をしているのだと言う。
奥さんも、彼が戦闘に行く事を好んでる訳ではないが、止める事はしなかったそうだ。そして、シリアの最前線で戦闘に励み、定期的にトルコの家族のもとに戻って、再びシリアに戦闘にくる。
一部では、自由シリア軍の事をテロリストと呼ぶ事も有るようだが、それには語弊が有る様に感じる。彼らは、ただ民主化を願って武器を持ち始めた一般市民なのだ。
■医師も輸血を行う医療現場