「これまでの様々な取り組みの中で、支援サービスのメニューも充実し、またプロボノに関わる社員の社会課題に対する理解も大きく深まってきた」という市川さん。今後は、こうして蓄積されてきたノウハウを一地域に閉じるのではなく、全国へ展開したいと考えている。

そのためにアクセンチュアが目指しているのが、全国的なプラットフォームの形成である。各地域には同じような問題に取り組んでいる団体が多く存在している。こうした団体をネットワーキングでつなぎ、ノウハウやサービスを共有できるようなハブ的な存在になりたいと考え、一般社団法人アスバシ教育基金と就労支援に関わるNPOや官公庁、企業、学生らを招き全国フォーラムの開催などを行う。

アスバシ教育基金共催の全国フォーラム

また、こうした問題の解決には1つの企業だけでは上手くいかないとし、様々な企業を積極的に巻き込み、協力関係を築いていきたいと考えている。「若者のためのITアカデミー」にもネットワーク関連会社であるシスコシステムズが教材提供として協力している。

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