酒井さんは、「ボランティアという概念にあてはめるのではなく、自分を成長させ、仲間をつくる時間として、新しい週末の過ごし方の提案になれれば」と話す。

毎月50名前後参加するが、はじめての人が4割を占める。残りはリピーターとスタッフだ。友達と参加する人もいれば、一人での参加者ももちろんいる。

チームに分かれてゴミ拾いをしていくなかで、自然と会話が生まれる。また、打ち解けられる仕組みも用意しているため、たとえ一人で参加したとしても、終わるころには「一人参加」ではなくなっているという。

毎月行っているゴミュニケーションだが、ゴミ拾いをして終わりではない。ゴミ拾いのあとには、みんなで楽しめるイベントが用意されている月もある。これまでに、様々な団体とのコラボレーションも実現してきた。

いくつか過去の例を挙げてみると、水鉄砲、ドッチビー、大縄跳び、夏にはスイカ割りも行われた。2013年最初のゴミュニケーション開催日だった13日には、ゴミ拾いのあとにみんなで初詣に行ったという。

毎年12月には、I Love Yokohamaとコラボをし、サンタの格好をしてゴミ拾いを行う。2011年は約200人、2012年は約300人が参加したというから、大人気のイベントである。

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