オルタナSは2011年3月に、若者の社会変革を応援することを掲げて誕生した。誕生時期と同じくして訪れた東日本大震災には、より一段と関心を高め、これからも追いかけ続けていく方針だ。

残念なことに、復興支援を展開する若者をはじめ、ボランティア活動をする学生の数は、全国に約300万人いる大学生のうち少数派に部類される。まだ、今の時代から見るとオルタナな若者たちである。しかし、そんな若者たちが社会を変えると信じている。

オルタナSのSは「スチューデント」と「ソーシャル」の頭文字から取った。若者と社会をつなげ、社会変革を起こしてほしいという願いが込められている。

この度紹介した若者以外にも、多くの者が311をきっかけに動いている。オルタナSで紹介しきれていない素晴らしい若者たちも、たくさんいる。皆さんもぜひ、若者の活動に目を向けてみてほしい。彼らの声を聞いてみてほしい。聞く側が真摯に接すれば、若者もしっかりと考えを述べるはずだ。

「ソーシャルビジネスプア」や「NPO30歳限界説」などという声も聞かれ、「経済的にリスクだらけ」と評する人もいるが、私は全力で応援していきたい。大学を卒業して就職することが当たり前なのか?世界を見渡せば、卒業後に就職する者は少ない。なぜなら、社会を知らずして、経済を回せないからだ。多くの者は、ボランティアや旅を通じて社会を知る。地球環境や生態系に触れ、命の尊さを学び、企業に入るのだ。

私は、勇気ある彼らの選択を見守り続けたい。2013年3月11日、改めて、被災された方には心からお見舞い申し上げると共に、復興支援活動をする者を、より一層応援していくことをここに宣言する。(オルタナS副編集長=池田真隆)


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