志田さん


気仙沼出身の志田淳さん(麻布大学3年・21)は、「支援の形がミクロなフェーズに入っていているので、復興が進んでいることを目で見られなくなり、時間の長さを痛感している」と話す。

志田さんの実家は津波で流されてしまった。震災直後から復興支援活動を展開した。ネット上で古着を集め、気仙沼で高校生を対象に古着市を開催するなどの活動を行っている。バンドのボーカルも務め、東北へのメッセージを込めた歌もライブで披露する。「実家は流されてしまったが、家族が全員無事だったので、遊び心のある活動もできている」と話す。

音楽を通しての支援活動WA-Chord Project



震災から2年が経過するが、「まだ2年しか経っていないのか」と感じるという。「震災が起きた年よりも、活動の量は多いが、時間が経過するのが遅い気がする」。

地元の人は、元気がないと話す。原因は、仕事がないからだ。「大手ゼネコンやパチンコ屋、風俗店などは儲かっているが、仕事がなくて鬱や自殺した人もいる」と。特に、この現象は、家と車は無事で、職場だけ流されてしまった人に多いという。

やることが分からないなら東北へ

学生でやることが分からないなら、被災地にいる熱い若者たちに触れてほしいと話す。今、東北で活動している人は、ちょっと変な人が多いという。「変わり者が多いが、社会を良くしていきたいという強いエネルギーがある」。

「会うことが成長できる一番の近道だと思う。東北にはたくさん熱い若者がいるので、行ったことがない人は行って欲しい。生き生きしている彼らに会えば、きっと何かが見えてくると思う」。

入社を辞退し、復興支援

1 2 3 4 5 6