■「より多くの人に生産地の現状を知ってほしい」
ヤムヤムでは、「日本列島47都道府県meets タイ王国77県‼︎」を掲げ、全国各地の地場食材によるオリジナルタイ料理を通して紹介している。(西田さんのこれまでの経歴はヤムヤムのHPを参照:http://yumyam47.com/project/

——イベントの参加者には、何を伝えたいのでしょうか。

西田:タイ料理を使いながら地域を紹介しているので、変化球的な紹介方法ではありますよね(笑)大前提としてはおいしいものを食べてもらいたいという思いがあります。都道府県ごとにイベントを開催しているので、何かの縁でその県に関心を持ってもらえることもあります。例えば、地元がテーマになっていたり、恋人の出身県だったり…。

見た目はもちろんタイ料理なんですが、そのレシピを作るためには直接、現地に足を運んでの取材を行っています。そこには、現地の情報や生産者の思い、その人たちの歴史があります。そんなオリジナルタイ料理を食べることによって、それらの情報を知るきっかけを作りたいんです。ここに関わることで、その土地に興味を持ってもらうこと、「着地型の観光」と呼ばれるような新たな人の動きを作ることにもつながると考えています。

実際に振る舞われているオリジナルタイ料理

実際に振る舞われているオリジナルタイ料理

——イベントにおいて重要視していることはありますか。

西田:ヤムヤムらしさということで、「タイ料理」があります。その中でも、従来の販売方法とは別の新たな食材の流通経路を作る取り組みも行っています。15県目の青森県では、人気スイーツ店とコラボして「雹kissりんご」の販売を始めました。その際に、実際のお菓子を食べてもらうイベントを同時に開催して、それらのストーリーを伝えるという場を設けました。ただイベントを開催するわけではなく、その中で生産者の方に話してもらう場を必ず設けています。やっぱり、参加者との直接のコミュニケーションは重要視していますね。

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